今回は、私が今まで読んだ中から特に面白いと思った麻耶雄嵩さんのおすすめ作品をご紹介したいと思います。
螢
作曲家の加賀螢司が6人を惨殺するという事件が起きた、京都の山あいにあるファイアフライ館。
その館をサークルの合宿で訪れた学生たちでしたが、殺人が起きた上に館に閉じ込められてしまいます。
ちょっと怖い雰囲気とか、そういう仕掛け方もあるんだ~!へー!っていう驚きがあって良かったです。
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神様ゲーム
自分は神様だという転校生の鈴木太郎。
そんな鈴木に「ぼく」が最近起こっている猫殺しの犯人を問うと、鈴木はある名前を告げる。
ぼくはすべてを知っているという鈴木の言うことは本当なのか?というお話です。
あまりの衝撃的過ぎる終わり方にびっくりした作品です。
当時ここまでの衝撃を受けた作品は久しぶりで興奮しました。
わぁ!っていうより、わぁ!↓ですがね…。
ちょっと覚悟がいる作品ですが、私は好きです。
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さよなら神様
神様ゲームの続編で連作短編集です。
鈴木が最初に犯人の名前を宣託するんですが、そうくるかぁっていうラストで唸らされました。
貴族探偵シリーズ
貴族探偵が執事やメイドを使って謎を解き明かしていくシリーズです。
この作品では探偵が何もしないんですけどね、いやこれもう最初の短編を読んだ時、私びっくりして
この探偵何もしないんかーい!
と思わず突っ込んでしまったもんでしたよ。
作中の登場人物もこれは執事やメイドに情報収集をさせて、貴族探偵が推理するのかしら~なんて思ったりもするんですけど、いやいやそんなことは一切なくこの探偵マジ何もしない笑
推理さえしない笑
雑用は家人に任せればいいっていうスタンスなのです。
なるほど、確かに本物の貴族ってそうなのかもなぁと思いつつね。
読んでるうちに、なんかこういうのも悪くないのかもなと笑(*´ω`*)
と、そんな風に私みたいな凡人は驚いた設定でしたが事件自体はキレイな本格で面白かったです。
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隻眼の少女
栖苅村にある琴乃湯を訪れた種田静馬は、探偵だという隻眼の少女御陵みかげに出会う。
静馬は、自分が嫌疑をかけられ、みかげによって救われた村で起きた殺人事件に助手見習いとして挑む。
そして、事件は解決するが…というお話です。
いやもう真相が衝撃的で。
圧巻の面白さでした。
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翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
ゴチック調の洋館、蒼鴉城で起きた殺人事件の結末は?というお話です。
面白かったなという記憶と、え?って思ったとこの記憶しかなかったので新装版を買い直して改めて読み返してみたんですが、何とも凄まじいミステリーでしたね。
私は楽しめましたよ!
夏と冬の奏鳴曲
かつて真宮和音という女優に憑かれた者たちが共同生活を送っていた和音島。
20年ぶりに行われる同窓会に記者の烏有はアシスタントの桐璃とともに
取材の為、和音島を訪れます。
私には難しい作品でした。
なので、検索で調べて、はー…なるほどなぁ…ってなってました。
そんな私ですけど、でもこれ、おすすめしない訳にはいかない作品だなぁというのは感じました。
多分、麻耶さんの作品が好きという方は、かなり好きなんじゃないかなぁと思います。
ということで以上、麻耶雄嵩さんのおすすめ小説でした!
忘れている作品やまだ読んでない作品もあるので、また追記していけたらなと思ってます!