いまさら翼といわれてもを読みました

2020年9月3日木曜日

米澤穂信

t f B! P L

米澤穂信さんの古典部シリーズ6冊目、いまさら翼といわれてもを読みました。


「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた〈古典部〉部員·伊原摩耶花からの電話。合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。千反田はいま、どんな思いでどこにいるのかーー会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。


箱の中の欠落

夜の散歩で解き明かされていくってのが良いですよね。

こういうの好きだな(*´∀`)


鏡には映らない

読者である私たちも、まず間違いなく折木には何か理由があったハズと考えますが、うーん、これは折木スゴいねぇ。

さぞや支えになったでしょうなぁ。


連峰は晴れているか

折木は頭の良さももちろんですが、人の心を慮れるから色んな謎が解けるんですよねぇ。

素敵な話じゃないですか!


わたしたちの伝説の一冊

爽やかなラストで良かったです。


長い休日

奉太郎が省エネになった理由が明かされています。

私も省エネな人なんですけど、折木とはどうも違う気がするなぁと思っていたら、そういう理由があったんですね。

そう言われると折木の省エネは意図的な感じもしますねぇ。


あ、あと理由を聞いたえるの言葉が良かったです。


いまさら翼といわれても

表題作ですね。

タイトルを打ち込んでいて思ったのですが、翼以外はひらがななんですね。

翼が強調されるようにということなのでしょうか。


折り合いのつかないえるの胸の内ですね。

いつか晴れ晴れとしたえるに会えるといいなと思います。

またまだ物語は終わりませんね。






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