米澤穂信さんの古典部シリーズ6冊目、いまさら翼といわれてもを読みました。
「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた〈古典部〉部員·伊原摩耶花からの電話。合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。千反田はいま、どんな思いでどこにいるのかーー会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。
箱の中の欠落
夜の散歩で解き明かされていくってのが良いですよね。
こういうの好きだな(*´∀`)
鏡には映らない
読者である私たちも、まず間違いなく折木には何か理由があったハズと考えますが、うーん、これは折木スゴいねぇ。
さぞや支えになったでしょうなぁ。
連峰は晴れているか
折木は頭の良さももちろんですが、人の心を慮れるから色んな謎が解けるんですよねぇ。
素敵な話じゃないですか!
わたしたちの伝説の一冊
爽やかなラストで良かったです。
長い休日
奉太郎が省エネになった理由が明かされています。
私も省エネな人なんですけど、折木とはどうも違う気がするなぁと思っていたら、そういう理由があったんですね。
そう言われると折木の省エネは意図的な感じもしますねぇ。
あ、あと理由を聞いたえるの言葉が良かったです。
いまさら翼といわれても
表題作ですね。
タイトルを打ち込んでいて思ったのですが、翼以外はひらがななんですね。
翼が強調されるようにということなのでしょうか。
折り合いのつかないえるの胸の内ですね。
いつか晴れ晴れとしたえるに会えるといいなと思います。
またまだ物語は終わりませんね。