こんにちは!
今回は、米澤穂信さんの小市民シリーズの順番と感想を書いてみたいと思います。
小市民シリーズはこんな話
恋愛関係にも依存関係にもないけど、小市民を目指すという共通の目的のため互恵関係にはある高校生の小鳩くんと小佐内さん。
そんな2人なのに事件には関わってしまい…というお話です。
読む順番は?
読む順番は
春期限定いちごタルト事件
小鳩くんと小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに2人の前には頻繁に奇妙な謎が現れる。消えたポシェット、意図不明の2枚の絵、おいしいココアの謎、テスト中に割れたガラス瓶。名探偵面をして目立ちたくないというのに、気がつけば謎を解く必要に迫られてしまう小鳩くんは果たして小市民の星を掴み取ることができるのか?
夏季限定トロピカルパフェ事件
小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは“小佐内スイーツセレクション・夏”!?
秋期限定栗きんとん事件(上下)
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。―それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…
巴里マカロンの謎
「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店に行ってマカロンを食べます」その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは三種類。しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。誰がなぜ四つめのマカロンを置いたのか?小鳩君は早速思考を巡らし始める…
の順です!
※時系列的には「巴里マカロンの謎」は「春期限定いちごタルト事件」と「夏期限定トロピカルパフェ事件」の間の話になります。
感想
同じ作者さんの高校生ものの古典部シリーズが面白かったので、小市民シリーズの方も手を出してみたらこっちも凄く面白くて良かったです!(*´∀`)
もっと早く読めば良かったなーって感じでした。
特に春期限定いちごタルト事件と巴里マカロンの謎のあのどこかゆるっとした雰囲気の謎解きは凄く良くて、めちゃめちゃ私の好みでした。
私の理想の日常の謎ですわー。
大変いい味出てました。
と、その2冊を贔屓してしまいましたが、もちろん夏期限定トロピカルパフェ事件と秋期限定栗きんとん事件も面白かったです。
この2作品は、小佐内さんがかなり効いていて緊迫感がありました。
2人の物語も進行されていて、結構ドキドキしながら読みました。
小佐内さんのキャラってだいぶ強いというか、濃いので一風変わったコンビになっているなぁと思います。
お互いを認め合い、時に試し合う二人の少し緊張感のある日々。
また、新刊が読める日が来るといいなぁと思えるシリーズでしたね!
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