レベル7 感想 

2021年7月12日月曜日

宮部みゆき

こんにちは!


今回は宮部みゆきさんのレベル7の感想です。


あらすじ


彼が目を覚ましたのは、真っ白な天井と壁の部屋ーそして、若い女性が隣で眠るベッドの上だった。

ここがどこなのか、彼女が誰なのか、名前さえ思い出せない中、自分の顔を確認しようと鏡を見ると腕には、Level 7という不可解な文字が書き込まれていた。

それは、目を覚ました彼女にもあり、彼女も彼同様に記憶を失っていた。

一方、カウンセラーの真行寺悦子は、仕事で知り合った少女みさおが、レベル7まで行ってみる 戻れない?という謎の言葉を日記に残し失踪してしまったことを知る。


記憶を失った二人は、自分たちのことを、悦子は、みさおの行方を探し始める。


感想


私、宮部さんの作品が好きでよく読み返すんですけど、この作品はトップクラスに読み返してると思います。

なんか、読み返す度に好きになっていった作品なんですよねぇ。

最初読んだ時より何回も読み返した今の方が好き度が強いというそういう作品です。

私、定期的に宮部さんの作品が!文章が!読みたい!ってなるんですけど、レベル7はそういう時にとても重宝してます。


面白くて読みやすいんですよね。


まず謎めいた始まりが最高です。

記憶喪失の男女、謎の言葉を残して失踪した少女。

特に記憶喪失の二人が、自分たちのことをちょっとずつ探っていく過程は私にはたまらないものがあります。

好きなんですよね。ちょっとずつ判明していくのが。

読んじゃいますよこれは。

そして、よくわからなかった登場人物たちがちょっとずつ物語の主軸の線に乗って集約していくのがまたいいんですよね。

ラストがわりと明るめな感じも好きですし。

名作とは違うかもしれませんが、個人的には本当に大好きな作品ですね!



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