今回は、岡嶋二人さんのそして扉が閉ざされたのご紹介です。
あらすじ
硬い床の上で、雄一が目を覚ますと3カ月間会ったことがなかった鮎美の顔があった。
しかし、雄一にはここがどこかも、なぜ鮎美がいるのかもわからなかった。
それは、雄一だけではなく鮎美、そして、鮎美と過ごした4日間の記憶と重なる2人、正志と千鶴もだった。
どうやら4人は、遊び仲間だった咲子の母親によって眠らされ、窓もない部屋に閉じ込められていたのだ。
そして、トイレの中には写真と
お前たちが殺した
という赤いペンキの文字があった。
3カ月前、断崖から車で墜落し海の中から遺体で見つかった咲子は、事故死ではなかったのかー?
感想
亡くなった遊び仲間の女性の母親によって地下シェルターに閉じ込められた4人が、脱出を試みながら女性の死の真相を探っていくというお話です。
久しぶりに読み返してみたんですけど、カロリーメイトが食べたくなるなと。
いやなんかね、食料としてカロリーメイトが置かれてるんですよ。
食べ物カロリーメイトしかないから、気になって気になって仕方なかったんですよ。
何しろ真相は、覚えているので、他のことが気になっちゃって!
と…そうなのです。真相は覚えているのです。
私、まだ若い頃は、ミステリーの結末を忘れるなんてないと思ってたんですけどねぇ。
年のせいなのか私の悲惨な記憶力のせいなのか普通に忘れてることなんてざらということがわかりまして。
ただ、そんな私でもかなり昔に読んだのに忘れられないくらい、そして扉は閉ざされたは、とにかく真相が印象的な作品だったんですよね。
読んだ当時は、本当に衝撃的でその後もたまに思い出すくらいでしたよもう。
息が詰まるような状況の中、脱出はうまくいくのか?回想をしながら探る真相とは?
先が気になって読んでしまう作品だと思います!
おすすめです!
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