こんにちは!
今回は、岡嶋二人さんのなんでも屋大蔵でございますのご紹介です。
なんでも屋大蔵でございますとは
屋根、垣根の修繕、猫チャンのお世話などなど人様の道に外れること以外は、なんでもこなす便利屋釘丸大蔵の事件簿です。
あらすじ
浮気の合間に殺人を
以前、夫の浮気調査を頼みに来たよね子夫人が再びやって来る。
自宅の前の道で車にはねられ亡くなったのが、夫人の家に入った空き巣で、しかも釘丸が断った浮気調査の依頼を請け負った興信所の所長だと言うのだ。
白雪姫がさらわれた
釘丸が親しくしている「猫ババア」が飼っている猫を捕まえて欲しいという依頼が来る。
釘丸は断るが…。
パン・ロックで阿波踊り
釘丸の元に自分が釘丸なのか?それともあなたが釘丸なのか?と問う青年が現れて…。
尾行されて、殺されて
リスのお世話をする為に依頼主のマンションに向かう釘丸は、尾行されていることに気づく。
そんなに急いでどこに行く
クリーンサービスを経営している社長夫人からすぐ来るように言われた釘丸はその会社に向かう。
しかし、用向きもわからず夫人は出かけてしまう。
社長とともに夫人を待つが夫人は一向に現れず…。
大好き過ぎる作品
この作品はとにかく私好みな作品なんですよね。
もう本当に大好き。
岡嶋二人さんの作品の中で、どれが一番好きか聞かれたら、珍しいかもしれませんが、私はこのなんでも屋大蔵でございますを迷わず選びます。
というか、今まで読んだミステリー小説の中でもかなり好きな作品です。
探偵役である、なんでも屋の釘丸さんはとても魅力的だし、事件は岡嶋さんなので、そこはもう安定した面白さだしで。
ユーモアと優しさがあって、とにかく良い作品なんですよねぇ。
好みという面で、私にとってはとても貴重で大切な一冊です。