こんにちは!
今回は、西澤保彦さんの七回死んだ男のご紹介です。
あらすじ
高校生の大庭久太郎にはある体質があった。
同じ日が何度も繰り返されるのだ。
しかも、それを認識しているのは久太郎のみ。
この現象を久太郎は、反復落とし穴と呼んでいた。
この反復落とし穴は、ある日唐突にやってきて、九日間同じ日程が繰り返される。
オリジナル周を一周目として、二周目三周目四周目…八週目、そして、九周目の最終周がその日の出来事になる。
そんな体質を持つ久太郎が祖父の家に行った時に、なぜか一周目には起こらなかった祖父の殺人事件が起きてしまう。
久太郎は祖父を救う為、孤軍奮闘する。
感想
ループもの×本格ミステリという作品です。
反復落とし穴のせいで、すっかり老成してしまったという主人公が良いです。
私、この主人公好きなんですよね。
そして、そんな久太郎が、どうやったら祖父を助けることが出来るか?あれこれ考えながらの奮闘ぶりが、凄く面白い作品です。
ラストでわかることも、なるほどーそういうことかーという感じで、そこもまた面白いです。