こんにちは!
今回は、青柳碧人さんの「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」のご紹介です。
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。とは
ある目的がある赤ずきんちゃんが、旅の途中で出会った事件の謎を解き明かしていく西洋童話をベースにしたミステリ連作集です!
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収録作品
第1章 ガラスの靴の共犯者
魔法使いのバーバラに服をドレスにかえてもらったシンデレラと赤ずきんでしたが、舞踏会に行く途中、カボチャの馬車が、人を轢き殺してしまい…。
第2章 甘い密室の崩壊
お腹が空いた赤ずきんは、ある一軒家に泊めてもらうことに。
そこには、ゴフ父さんとヘンゼルとグレーテルという兄妹がいて、ゴフの妻で二人の継母ソフィアがまだ帰って来ないと言います。
一緒にソフィアを探しに行くことにした赤ずきんでしたが…。
第3章 眠れる森の秘密たち
樫の木の根っこに車輪がハマって困っていたおじいさんを助けた赤ずきん。
そのおじいさんは、グーテンシュラーフ王国の宰相で、赤ずきんはおじいさんのお屋敷に泊めてもらうことになります。
そして、赤ずきんは、お屋敷に近づいて来たころ、森の中に蔦の絡まったまるで眠っているかのようなお城の存在に気づきます。
最終章 少女よ、野望のマッチを灯せ
長い旅の末ついにシュペンハーゲンにたどり着いた赤ずきんは…。
感想
シンデレラやヘンゼルとグレーテルなど有名な童話が基なので、自分の知っている作品に登場人物が、ミステリになっているという凄く楽しい作品です。
本当にかなりちゃんと童話の世界な上に、ミステリ部分に関わる道具なんかも童話の世界のものなので、凄いなぁと思いました。
一体あの作品がどうなってしまうのか?どう展開していくんだろう?とこの世界に漬かりながら楽しく読みました。
私なんかは特にですね、小説はミステリーばっかりなので、こういう作品は気分が変わって良いんですよね。
気分は変わるけどしっかり本格ミステリという。
ちなみに、シリーズ第2弾もありますので!
あと、昔話×ミステリーもあります!
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