久しぶりに東野圭吾さんのミステリー短編集「犯人のいない殺人の夜」を読んだのでご紹介です。
「犯人のいない殺人の夜」はオムニバス形式の全7編を収録した短編集です。
収録作品
小さな故意の物語
闇の中の二人
踊り子
エンドレス・ナイト
白い凶器
さよならコーチ
犯人のいない殺人の夜
いつ頃書かれた?
ちょっと気になったので、いつ頃書かれたのか調べてみました。
7作品の初出誌が85年~88年で、えーと、東野さんが江戸川乱歩賞を受賞したのが85年って折り返しに書いてあるので、めちゃくちゃ初期の作品ということですね。
感想
どんな短編集だっけ?って確認しようと思って読んだんですけど、あ…この作品か…っていうのが何本かありました。
実は読み返すのが3回目なので、いくら私が記憶力悪くても覚えているのもあるだろうよという感じなんですけど、小さな故意の物語や踊り子は、なかなか読後が微妙で忘れられなかったです。
あと、読んでいるうちに思い出した闇の中の二人も…。
前半の短編は結構イヤミスっぽいかもですね。
ちなみに、どれもさすがの東野さんでさくっと読みやすくて面白いんですけど、個人的には特に小さな故意の物語と表題作犯人のいない殺人の夜、さよならコーチが好きでした。