こんにちは!
今回は、今村昌弘さんの「屍人荘の殺人」シリーズのおすすめの読む順番(あらすじや感想も)のご紹介です!
読む順番
1 屍人荘の殺人
神紅大学のミステリ愛好会の葉崎と明智、探偵少女の剣崎は、映研の夏合宿に参加する。
しかし、ある出来事によりメンバーはペンションに閉じ込められ、その上密室で部員の一人が死体となって見つかり…。
まずはこの作品から読むのがいいですよ。
ちなみに、こちらのシリーズ、本編全てがクローズド・サークルものという特徴のあるシリーズなんですけど、シリーズ1作目はペンションです。
ある出来事により、ペンションに閉じ込められてしまいます。
個人的には、この閉じ込められた出来事に本格ミステリを組み合わせたっていうのが面白かったです!
しかも、この原因が、ちゃんと生かされているのも良かったです!
2 魔眼の匣の殺人
十一月最後の二日間に、真雁で男女が二人ずつ死ぬー。
W県の人里離れた村にある魔眼の匣を訪れた九人は、預言者のサキミからそう告げられる。
そして、唯一の行路である橋が燃え落ち、地震により一人が亡くなってしまう。
屍人荘の殺人は、8月に起きた事件で、シリーズ2作目は、その年の11月末のお話です。
本作では、魔眼の匣を訪れた葉村たち9人が、橋が燃やされたことで、サキミの住む真雁に取り残されてしまいます。
この告げられた予知がそうなるかーという面白さのある作品でした。
3 兇人邸の殺人
生ける廃墟と呼ばれるテーマパーク内にある兇人邸。
斑目機関の研究者が住むその屋敷に、葉村と比留子は、研究資料を探すグループとともに侵入するが…
シリーズ3作目は、翌年の3月のお話です。
この作品は、とにかく状況がスゴくてね。
ミステリでは見かけない壮絶過ぎる状況に、テンション上がちゃいました笑
怖さがありつつ、ちょっと切なくもあり、ミステリとしても面白い作品でした。
以上が本編の読む順番です。
それと、あとスピンオフが出てます。
明智恭介の奔走 (※スピンオフ)
神紅大学ミステリ愛好会会長・明智恭介。事件を求めて名刺を配り歩く彼は、果たして名探偵なのか、ただのトラブルメーカーなのか――大学のサークル棟で泥棒同士が鉢合わせした盗難騒ぎ、夏休み直前に起きた宗教学試験問題漏洩事件、助手であり唯一の会員・葉村譲を巻き込んで繰り広げる日常の謎など、『屍人荘の殺人』以前に起きた5つの事件を描く、待望の〈明智恭介〉シリーズ第一短編集!
屍人荘の殺人以前に起きた事件が描かれた作品集です。
ちなみに、以前「〈屍人荘の殺人〉エピソード0 明智恭介 最初でも最後でもない事件」という短編が電子書籍のみで刊行されたことがあったんですが、その一編も収録されていますよ。
ということで以上、「屍人荘の殺人」シリーズの読む順番のご紹介でした。
スポンサーリンク