こんにちは!
今回は、有栖川有栖さんの江神二郎シリーズ(学生アリスシリーズ)の作品一覧、EMCのメンバー、簡単なあらすじのご紹介です!
江神二郎シリーズ(学生アリスシリーズ)とは
ちなみに、江神二郎シリーズ(学生アリスシリーズ)とは、英都大学推理小説研究会(EMC)部長の江神二郎が、部員の有栖川有栖たちとともに遭遇した事件の謎を解き明かしていくミステリシリーズのことです。
長編は、全てクローズドサークルものという特徴があるシリーズでもあります。
英都大学推理小説研究会(EMC)のメンバー
江神二郎
探偵役
EMCの部長 文学部哲学科の四回生(二年浪人していて、四回留年を重ねている(女王国の城時点))
有栖川有栖
語り手 法学部 一回生→三回生
織田光次郎
経済学部 二回生→四回生
望月周平
経済学部 二回生→四回生
有馬麻里亜
法学部
初登場は孤島パズル
作品一覧
ちなみに読む順番なんですけどもね、ちょっと私の記憶が怪しいので自信がないんですけども。
とりあえず時系列順でもある刊行順で読んでいけば問題はないんじゃないかなと思います(この一覧は、刊行順にしてありますので、刊行順がいい方は上から順に読んでいって下さい)
ただまぁ、違う順番で読んじゃったとしても、別に大丈夫だったと思うんですけども。
私なんか、1423短編という謎順番で読みましたし。
さてそれでは、作品一覧です。
長編
月光ゲーム
矢吹山のキャンプ場に来た英都大学推理小説研究会の面々は、噴火によって、他のグループの学生たちとともに閉じ込められてしまう。
そして、陸の孤島と化したその場所で、次々と人が殺されていってしまいます。
シリーズ第1作目にして、有栖川さんのデビュー作でもあります!
孤島パズル
マリアの伯父の別荘のある嘉敷島にやってきた英都大学推理小説研究会の江神、アリス、マリアの3人。
しかし、殺人事件が起き、外部へ助けを求める道も断ち切られてしまいます。
前作では、まだいなかったマリアが登場します。
双頭の悪魔
マリアの父親から、四国の山奥にある芸術村とも呼ばれる木更村から戻らない、娘マリアを連れ戻してほしいと頼まれた英都大学推理小説研究会の面々。
それを受け、木更村まで行くがマリアには会わせてもらえない。
こうなったらと4人は作戦を練り、大雨の中木更村に潜入、何とか江神がマリアと再会を果たす。
しかし、大雨で木更村をつなぐ橋が落ち、木更村は陸の孤島と化してしまう。
そして、木更村で捕らえられ民宿のある夏森村に送り返されてしまったアリス、織田、望月のいる夏森村、江神、マリアのいる木更村の双方で殺人事件が起こってしまいます。
この作品は、私、簡単なあらすじすら読まずに読み始めちゃったんで、陸の孤島になった木更村の江神と、夏森村に帰ってしまったアリスという離れてしまった二人に、え?って思ったんですよね。
この二人だけはいつも一緒なんじゃ…?
今回は、マリアがアリスのポジション?とか思ってたら
なんと、江神、アリスの双方がいる場所で殺人事件が起こるっていう。
うおーこれは面白いなーとテンションがあがりました!
そして、そんなこんなですから、読者への挑戦状も3回もついていて、大変読みごたえのある作品になっていまして。
真相にも満足で、とても面白い作品でしたよ。
女王国の城
ふらりといなくなった江神を心配して、木曾山中の神倉に向かった面々。
神倉には人類協会総本部があり、そこに向かって歩いていたという情報を得て、アリスたちも向かう。
なんとか、江神とは会えたもののそこで殺人事件が起きてしまった上に、協会の人間によって閉じ込められてしまいます。
シリーズの中で特におすすめるなら、双頭の悪魔かなって思うんですけど、私は女王国も面白かった記憶があります。
謎解きはもちろん、途中の逃走劇も個人的になんか凄く面白かったです。
短編集
江神二郎の洞察
収録作品
「瑠璃荘事件」
大学に入学したばかりの有栖川有栖は、ある偶然から推理小説研究会に入部する。
居心地の良さを感じながら過ごしていたある日、メンバーの望月が下宿でノートの盗難事件があり、自分に嫌疑が向けられていると話す。
「ハードロック・ラバーズ・オンリー」
雑踏の中、有栖は音楽喫茶で会ったことのある女性を見かけ、声をかけるが…。
「やけた線路の上の死体」
EMCの夏合宿で、望月の実家を訪れたメンバーたちは、新聞記者から聞いた鉄道事故の現場を見に行くことにする。
「桜川オフィーリア」
江神を誘い、サークルを作った張本人だというフリーライターの石黒がEMCを訪れる。
彼は、EMCのメンバーに9年前自殺した幼馴染みの少女の遺体が写った写真を見せる。
そして、この写真を故郷の友人が持っていたのはどういうことなのか、考えを聞かせて欲しいという。
「四分間では短すぎる」
公衆電話で有栖の隣の男がしゃべっていた『四分しかないので急いで。靴も忘れずに。いや、Aから先です』の意味とは?
「開かずの怪」
EMCのメンバーたちは、織田が下宿する大家が話す、廃業した病院の開かずの間から幽霊が出るという話の真偽を確かめに行く。
「二十世紀的誘拐」
教授の家の廊下に飾られていた絵は、一体どうやって持ち出されたのか?
「除夜を歩く」
1988年大晦日。
江神の下宿にやって来た有栖は、望月が書いた「仰天荘殺人事件」を見つけ…。
「蕩尽に関する一考察」
最近気前がいいという古本屋の主人。一体なぜなのか?
アリスの入学からマリアが入部するまでの一年を描いた9編を収録した短編集です!
ちなみにこんな短編もあります
「老紳士は何故……?」
「競作 五十円二十枚の謎」に収録
この「老紳士は何故……?」という作品は五十円玉二十枚の謎をテーマにプロ作家さんと一般公募した作品を掲載したアンソロジー「競作 五十円二十枚の謎」に収録されている江神たちが登場する短編です。
いやー実は読んだ当時、江神シリーズまだ読んでなかったのでわからなかったんですけど、最近読み返してびっくりしました笑
まぁ、これは参考までにということで。
ということで以上、江神二郎シリーズのご紹介でした!
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