こんにちは!
今回は、青柳碧人さんの「赤ずきん」シリーズの現在刊行されている4作品を一覧にしてご紹介です。
ちなみに赤ずきんシリーズとは、探偵役の赤ずきんちゃんが謎を解き明かしていく西洋童話をベースにしたミステリシリーズのことです。
作品一覧
※読む順番については、まぁ、別にそんなに気にしなくてもいいんですけど、ただ、こういうのは刊行順がいいという方もいるかと思います。
赤ずきんシリーズでも、刊行順の方が、ちょっとしたことですけど、あーあの時のねって入りやすいのかなと思うところもありますし。
という訳で、刊行順がいいという方は、この一覧の順に読んでいくといいですよ!
それでは、作品一覧です。
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
日本の昔話をミステリで読み解き好評を博した『むかしむかしあるところに、死体がありました。』に続き、西洋童話をベースにした連作短編ミステリが誕生しました。今作の主人公は赤ずきん! ――クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんがその途中で事件に遭遇。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」を下敷きに、小道具を使ったトリック満載!
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あらすじ
「ガラスの靴の共犯者」
魔法使いのバーバラに服をドレスにかえてもらったシンデレラと赤ずきんでしたが、舞踏会に行く途中、カボチャの馬車が、人を轢き殺してしまい…。
「甘い密室の崩壊」
お腹が空いた赤ずきんは、ある一軒家に泊めてもらうことに。
そこには、ゴフ父さんとヘンゼルとグレーテルという兄妹がいて、ゴフの妻で二人の継母ソフィアがまだ帰って来ないと言います。
一緒にソフィアを探しに行くことにした赤ずきんでしたが…。
「眠れる森の秘密たち」
樫の木の根っこに車輪がハマって困っていたおじいさんを助けた赤ずきん。
そのおじいさんは、グーテンシュラーフ王国の宰相で、赤ずきんはおじいさんのお屋敷に泊めてもらうことになります。
そして、赤ずきんは、お屋敷に近づいて来たころ、森の中に蔦の絡まったまるで眠っているかのようなお城の存在に気づきます。
「少女よ、野望のマッチを灯せ」
長い旅の末ついにシュペンハーゲンにたどり着いた赤ずきんは…。
赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。
前作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』でミステリー界に衝撃のデビューを果たした赤ずきんに相棒ができました。その名はピノキオ! とある目的があって一緒に旅をするのですが、ゆく先々でまたもや事件が発生します。『白雪姫』『ハーメルンの笛吹き男』『三匹の子豚』……。世界のみんなが知っている童話をベースにした連作本格ミステリ第二弾。今作も、あの決め台詞が炸裂します。
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あらすじ
「目撃者は木偶の棒」
ピノキオを助けるため、親指一座の公演にやってきた赤ずきん。
座長の親指姫に人形を引き取りたいとかけ合いますが、つまみ出されてしまいます。
その上、次の日キツネのアントニオ殺害容疑で逮捕されてしまい…。
「女たちの毒リンゴ」
森で出会った小人の家にやってきた赤ずきんとピノキオでしたが、扉を開けると何やらただならぬ雰囲気。
七人いる小人の一人が、白雪姫の作ったスープを飲んで死んだというのです。
「ハーメルンの最終審判」
ハーメルンの街に到着した赤ずきんとピノキオは、そこでハーメルン・フェスの由来についての話を聞きます。
「なかよし子豚の三つの密室」
ブッヒブルクにやってきた赤ずきんとピノキオは、ランベルソで出会ったジルの力を借り、子豚の三兄弟に近づきます。
赤ずきん、アラビアンナイトで死体と出会う。
事件の最後に「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?」の決めセリフが炸裂する大好評「赤ずきんシリーズ」の第3弾が登場! 今作では「アラビアンナイト」の世界で赤ずきんが大活躍します。王妃が王様に語る、「アラジン」「アリババ」「シンドバッド」といった物語の中で起きる殺人事件を、赤ずきんが名推理で解決していきます。空飛ぶ絨毯やランプの魔人といった小道具も盛り込み、これまで未読の方でも楽しめます。
あらすじ
「アラジンと魔法のアリバイ」
ある日、赤ずきんは指輪の魔人からジュビダッドという町に来て欲しいと頼まれます。
金融大臣のバイサムを殺した咎で牢屋に入れられているご主人から、赤ずきんなら本当の犯人を捕まえてくれるだろうから連れてこいと命じられたというのです。
「アリババと首吊り盗聴」
ジュビダッドの宮殿のロック鳥の間から、突如侵入してきた男たちに、絨毯に乗せられ飛ばされてしまった赤ずきん。
その先で、出会ったアリババという男性に近くの町まで連れていってもらうことになりますが、その前に兄を探しているというアリババと盗賊団のお宝の隠し場所の洞窟にいくと、なんとアリババのお兄さんが餓死していて…。
「シンドバッドと三つ子の事件」
女盗賊によって、小さくされ売られてしまった赤ずきん。
そんな彼女を助けてくれのは貿易商人のシンドバットという男でした。
シンドバットは、赤ずきんに話があると言っていたイルジー内務大臣の甥たちが亡くなった時の状況を語り始めます。
「アラビアの夜にミステリは尽きず」
指輪の魔人の力でジュビダッドに戻った赤ずきんでしたが…。
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赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。
世界のいろいろな国で事件を解決してきた赤ずきん。そんな「赤ずきんシリーズ」の第4弾が登場!今作では「うさぎとかめ」「オオカミ少年」「アリとキリギリス」といった教訓話で知られるイソップ童話の世界で事件が起き、赤ずきんはこれまで同様死体と出会います。シリーズ史上最高の伏線回収にも注目です。
あらすじ
「うさぎとかめは移動する」
森の家への帰り道、指輪の魔人にグリース国のマンダリーノ村に置き去りにされてしまった赤ずきんは、そこでまたしても殺人事件に遭遇してしまいます。
「信用できないアリの穴」
キリギリスのジャコモに会う為アントスの町を訪れた赤ずきん。
しかし、ジャコモが殺人の科で捕まってしまい…。
「オオカミ少年ゲーム」
港町のピリーウスを目指す赤ずきんでしたが、食べ物をご馳走してくれるという木こりについて行き、オオカミ少年ゲームをすることになってしまいます。
「北風と太陽」
ピリーウスにたどり着いた赤ずきんでしたが、町はイソップに凍らされていて…。
ということで以上、赤ずきんシリーズの作品一覧でした。
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