こんにちは!
今回は京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの番外編「百器徒然袋 雨」と「百器徒然袋 風」のご紹介です!
この2作品は、百鬼夜行シリーズ本編を読んでる方ならご存知、あの榎木津礼二郎を主役に据えた作品です。
探偵榎木津礼二郎とは?
探偵榎木津礼二郎とは、古本屋の店主で陰陽師の中禅寺秋彦が謎を解く百鬼夜行シリーズの主要キャラです。
眉目秀麗、頭脳明晰で旧華族の家柄という華麗なる人物なのですが、中身はとんでもない変人というかなりキャラ強めな方でございます。
主要登場人物
榎木津礼二郎 探偵
僕 語り手
益田龍一 探偵助手
安吉和寅 榎木津の秘書兼お守り役
中禅寺秋彦 古書店店主
あらすじと読む順番
百器徒然袋 雨
鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱
瓶長 薔薇十字探偵の鬱憤
山颪 薔薇十字探偵の憤慨
あらすじ
知り合いの大河内に紹介され薔薇十字探偵社を訪れた「僕」がそこで出会ったのは、推理も調査もしない探偵榎木津礼二郎だった。
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百器徒然袋 風
五徳猫 薔薇十字探偵の慨然
雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑
面霊気 薔薇十字探偵の疑惑
あらすじ
幼馴染の近藤とともに世田谷の豪徳寺を訪れた「僕」は、奈美木セツと梶野美津子という女性二人と出会う。
榎木津に相談しようと思っていたところに「僕」が榎木津の助手と知ったセツは、美津子の依頼事を探偵に伝えて欲しいと「僕」に頼む。
またまた薔薇十字探偵社を訪れることになった「僕」は、またしても事件に巻き込まれる。
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読む順番は、雨→風の順番で読んで下さい。
大好きな作品です!
私、この作品めっちゃ好きなんですよ。
もう、何度も読み返すくらい大好きです。
なんと言っても、奇矯過ぎる主人公榎木津が面白過ぎるんですよ。
やることなす事話すこと、それがもうめちゃくちゃでホント面白いのです!最高過ぎるんです。
そして、榎木津が主役と言えどばっちり登場して榎木津とともに計画を企て参戦する京極堂の言動もおかしくておかしくて。
私、小説読んでいて吹き出したのこの作品が初めてだったと思います。
事件自体は重かったりもするんですけど、勧榎木津懲悪で笑えるので、楽しい読書がしたい時に最適な作品だと思います。