こんにちは!
今回は、青柳碧人さんの日本の昔ばなしを基にしたミステリシリーズ、「昔ばなし」シリーズの全作品を一覧にしてご紹介です!
昔ばなしシリーズの作品一覧
むかしむかしあるところに、死体がありました。
昔ばなし、な・の・に、新しい!鬼退治。桃太郎って……え、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が……ヤバすぎる!ここ掘れワンワン。埋まっているのは……ええ!?「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。
あらすじ
「一寸法師の不在証明」
鬼からもらった打出の小槌で大きくなった一寸法師。
そんな一寸法師に殺人の疑いを持つ男が現れますが、殺人があった時間帯、一寸法師は鬼のお腹の中にいたのでした。
「花咲か死者伝言」
お殿様の前で花を咲かせたおじいさんに拾われた犬の次郎。
しかし、飼われた4日後、次郎はおじいさんが殴り殺されているのを見つけます。
「つるの倒叙返し」
借金の取り立てにきた庄屋に、両親のことを悪く言われた弥兵衛は、庄屋を殺してしまいます。
そんな時、人間に姿を変えた鶴のつうが現れて…。
「密室龍宮城」
漁師の若者浦島太郎が、ある日の朝子どもたちにいじめられていた亀を助けると、亀は人の言葉をしゃべり、お礼に竜宮城へ連れて行ってくれたのですが…。
「絶海の鬼ヶ島」
その昔、飢えに苦しむ鬼ヶ島の鬼たちの為、鬼恕という鬼が二頭の舎弟とともに、人間たちから金銀財宝を奪ってきました。
しかし、三匹のおともを連れ、復讐に来た桃太郎という人間の子どもに鬼たちは次々と殺されてしまいます。
残されたのは、鬼長老に守られた鬼たちで、今はその子孫たちが暮らしていましたが、再び島では鬼たちが次々と殺されていき…。
むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。
今回、もととなった昔ばなしは「かぐや姫」「おむすびころりん」「わらしべ長者」「猿蟹合戦」「ぶんぶく茶釜」「かちかち山」。
あらすじ
「竹取探偵物語」
竹取のシゲは、光る竹の中にいた、かぐやと名乗る少女と暮らし始めますが…。
「七回目のおむすびころりん」
欲の深い惣七じいさんは、となりの米八じいさんが、おむすびを落とした穴の中でねずみたちから望みのものが手に入る袋をもらったと聞き…。
「わらしべ多重殺人」
貧乏な半太は、ある日の朝観音様から、『お前はここを出たところで、すぐに何かを手につかむであろう。それを大事に持ち、西の方角へぐんぐん進むがよい』それを交換できる機会になんでも交換するのだ、というお告げを受けます。
「真相・猿蟹合戦」
ある日、狸の茶太郎の元に「猿蟹合戦」で殺された猿の息子栃丸が訪れます。
栃丸は、うさぎに兄を殺された茶太郎に交換殺人を持ちかけ、本当の猿蟹合戦について話し始めます。
「猿六とぶんぶく交換犯罪」
猿医学を修め、方々の猿に施術する為、旅をしていた綿さんは猿六という猿と出会い一緒に旅をすることに。
そんな二人は、沼に浮かぶ小島で猿が殺されるという事件に遭遇し…。
むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。
一世を風靡したといっても過言ではない、日本のむかしばなしをミステリーで読み解いた『むか死』シリーズの最新刊にして最終巻。あっと驚くミステリーのもとになったむかしばなしは「こぶとりじいさん」「耳なし芳一」「舌切人雀」「三年寝太郎」そして「金太郎」――いずれも趣向に富んだ、これまでの作品に勝るとも劣らない作品集。
あらすじ
「こぶとり奇譚」
紫蘇野村で暮らしていた、右頬にこぶをぶら下げた正直ものの芋作じいさんと左頬にこぶをぶら下げた陰気な葱作じいさん。
ある日、芋作じいさんが鬼に踊りを披露すると、こぶをもぎ取られます。
それを聞いた葱作じいさんは、自分も取ってもらおうとしますが、下手な踊りに怒った鬼に右頬にもつけられてしまいまいます。
「陰陽師、耳なし芳一に出会う。」
家を出た兄が僧に折檻される悪夢を見た陰陽師の桃花は、何かの暗示ではと思い、兄に会いに行きます。
「女か、雀か、虎か」
雀を助けた正直者の作兵衛じいさん。
雀をチイコと名付け可愛がって暮らしていましたが、おばあさんに舌を切られチイコは飛び出して行ってしまいます。
チイコに会いたいおじいさんは、雀のお宿の話を聞きそこを訪ねます。
そこで、チイコたちからもてなしを受け、お土産に三つのつづらのうち一つをもらうことに。
「三年安楽椅子太郎」
百姓の娘なえは、枕山の小屋に住む不思議な男についてお殿様に話し始めます。
「金太郎城殺人事件」
殿様二人の知恵比べに、金太郎城の城主、坂田金柑は、金太郎城のどこかに隠してある鬼の右腕を探してみよ、という謎を出したのですが…。
以上です!
ちなみに、西洋童話を基にした「赤ずきん」シリーズという作品もありますよ。
それでは!
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